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分子神経科学研究者、兼、麻酔科医、兼、ランナー、兼、作曲家 の随想録(ひとりごと)です。

阿倍政府を許してはならない

私はかつて、自民党支持派でした。私の住所はまさしく菅官房長官の選挙区で、かれの選挙事務所は私の住居から近くにあります。小泉政権における郵政民営化をめぐる、いわゆる郵政解散総選挙の際、私は郵政民営化賛成を訴える菅をこころよく支援しました。また、阿倍が病状を理由に選挙から敵前逃亡して民主党に大敗した際には苦い思いをし、さらに東日本大震災福島原発事故の後の後手の対応を目の当たりにしたとき、自民党復権を心から願いました。

時は巡って、2020年。長期政権となり、数々の阿倍にまつわる隠蔽、改ざん、廃棄といった問題が噴出してきている昨今。もはや阿倍政権は腐敗してしまっていると言わざるを得ません、優秀な官僚(事務方)は、おそらく人事権を内閣府に掌握されている以上、義にのっとった行動をとることができず、阿倍の意向にのっとって行動せざるをえない状況に陥っています。

 

もう、私は阿倍政権を認めるわけにはいきません。私は、個人的には自衛隊憲法明期化を否定しませんが、これ以上安倍政権の長期化をのさばらせることは許されない。私は断固として、阿倍政権の長期化を許容しません。優秀な霞ヶ関の官僚を、これ以上、その優秀な能力を無駄遣いさせることは許さない。

桜をみる会、森友学園加計学園の問題。問題自体の追及自体は本当にくだらない。予算編成、感染症問題、エネルギー問題、税制問題などの問題からすればいたってしょうもないことです。しかし、神は細部に宿る、という言葉が示すように、表面に現れたしょうもない問題についてさえも、そこに政府の対応に問題があるとするならば、その問題の本質を追及し、それに対して政府がいかに真摯に対応するのか、それこそに政府の本質が現れると思います。野党による阿倍政府への追及は一見してくだらないものに映りますが、私はこの政府の対応にうつるかれらの本質を垣間見て我々国民が政府を評価する絶好の機会と思って、今後も国会を注視していこうと思います。