2016-01-01から1年間の記事一覧
2014年、STAP細胞問題で大騒動となった日本社会の渦中にあった、小保方晴子さんの著書を読みました、偶然大学の図書館で見つけただけです。 2年前は私にとっても分子細胞生物学の基礎研究のスタートの年であり、入学前のSTAP細胞の華々しいデビューに大きな…
2016年11月8日、アメリカで新しい大統領が国民投票によって選出されました。 実際に国家的行動を取るかどうかは別としても、彼のイデオロギーの氷山の一角として現れるスローガンの数々。 移民排斥、貿易収支赤字に対する孤立主義、人種のるつぼとされた国に…
臨床医はひとりですべてが務まる仕事ではありません。世の中ではゼネラリストと呼ばれる、総合診療医、つまりあらゆる診療科の病気の診断に 精通したオールマイティのような存在であることを望まれている風潮を感じますが、これほど医療が扱う分野が広がり、…
星の海 漆黒を切る 我ひとり 駆け巡らせむ 師の踏みし道深夜4時からの、漆黒の闇をたった1人、ヘッドライトによる視界のみを頼りに歩く。 遠くには、何の吠えかわからぬ、獣や鳥の気配。ライトに光るふたつの光(結局何者であったかわからなかったが)にも…
この2ヶ月もの間、マスコミとお茶の間の注目を一身に浴びた東京都知事の問題、私も少なからず感じるものがありました。 正直言って、政治家が政治資金の問題で何らかの瑕疵や粗相を負っていることなど、もはや関心がありません。汚職など有史古来よりしょっ…
安倍晋三首相が消費税増税の二年半先送りを表明しました。マスコミや野党はここぞとばかりに、増税見送りに対して批判を浴びせています、「アベノミクスの失敗によるものだから責任をとって衆議院を解散しろ」、「社会保障に充てるための増税の分の財源を他に具…
研究室のような小さな組織についての愚見を述べさせていただきたいと思います。 組織が維持存続されるためには、ヒト、モノ、カネの資源とノウハウが維持される必要があることは間違いありません。特に、研究という超労働集約的な仕事においては、人的資源こ…