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分子神経科学研究者、兼、麻酔科医、兼、ランナー、兼、作曲家 の随想録(ひとりごと)です。

年齢に応じた、わが体質変化の記録

現在37歳。若輩とはいえ、なんだかんだ3周り目に入った我が人生。
精神的な面では、物心がついた時点からあまり成長がみられないように思えますが、やはり身体的な面は物理法則というか、
生物学の法則に則って次第に変化していくもの。ただし、「衰えていく」ということが少なくとも正しいとは考えられません、
生きとし生けるものは必ず老いていくが、それは年齢に応じて変化していく、適応していくということ。

その記録を残したいと思います。

?15-16歳:それまではからだの使い方など、感覚で次第に身につけることで習得できていた。しかし、以後は「どのようにして
この部位を動かすべきか」といった言語的な入力を理解させてから、自分の描く理想像にいかにからだの動きを近づけていくか、という
作業になった。言語化することによって、スランプ時には修正することがわりと容易になるというメリットがある一方、頭で考えて
から動きを生み出すため、誤った入力が入り固定化してしまうと変なクセが形成されたり、競技において過度なプレッシャーに潰され
かけたりするデメリットが生じた。

?18-19歳:それまでは、前日までの疲労はその日じゅうに解消され、後のパフォーマンスに影響することはほとんどなかった(筋肉痛は除いて)。
しかし、以後はからだのメンテナンス、例えばストレッチやウォーミングアップ、クールダウン、必要な栄養摂取、マッサージなどの
「手入れ」が十分でなければ、後のパフォーマンスに大きな支障を来たすようになった。当然、ケガに対する恐れも高まるようになり、
なんらかの外傷や捻挫などのいわゆるケガから、肉離れや筋膜損傷、さらに腱や靱帯などの付着部付近組織の損傷のリスクが高まるようになった。

?27歳:それまでは、日焼け跡は真っ赤になって皮がむけて、そしてもとの状態の肌に戻っていた。しかし、以後は真っ赤になって皮がむけるところ
までは同じでも、シミやほくろのようなものが形成され、それらは消えることなく残るようになった。

?30歳:それまでは、なんだかんだ言っても当直勤務でほとんど眠れなかったとしても、ほどよい緊張感とやり甲斐のためか、翌日の
勤務に大きな身体的ストレスを感じることは少なかった。しかし、以後は翌日の勤務に大きなパフォーマンス低下だけでなく、心拍数上昇や
易怒性などの自律神経系への影響を強く感じるようになった。

?35歳:それまではあまり意識することがなかったのだが、唾液分泌や涙腺分泌が明らかに低下した。簡単に言えば、腺機能の低下ということか。
口腔内の渇きやねばつきを自覚するようになったり、自転車やランニングで風を切ったときの眼の痛みなどを自覚するようになった。

また、身体的な面とは異なるかもしれないが、反復練習によって習得したものを想起して実行することが明らかに下手になった。
さらに、(普段は涙腺分泌が低下したのに)感極まると涙腺の制御が不十分となり、感動すると涙もろくなった。