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分子神経科学研究者、兼、麻酔科医、兼、ランナー、兼、作曲家 の随想録(ひとりごと)です。

タバコの恐怖

 あけましておめでとうございます、最近全然更新していませんが、一応まだ存続していますので、
どうぞこれからもたまには訪問してみてください。

 さて、2008年第一回めは、べたべたですがタバコ、つまり喫煙による健康被害についてです。
まあ、テレビとかでも常識でもよく言われることですので、意外な盲点だけを紹介します。

1.タバコによって生じやすいガンのベスト3は、①喉頭ガン、②肺ガン、③咽頭ガンです。
  あれ、肺ガンじゃないの?という人もいるでしょうが、実は喉頭ガンという、声を出すのどの
  辺りにできるガンが一番多いのです。

2.タバコには、カレー事件で有名になった毒物であるヒ素も含まれています。
  ヒ素を慢性的にとると、鼻中隔という鼻の両側を隔てているカベに穴があいたり、皮膚ガンや
  肺ガンになります。決して脅しではありません。

3.子供が最も間違って口に入れてしまうベスト1がタバコです。タバコ1本に含まれる
  ニコチンは、子供一人を殺すに十分な量なので実は非常に危険なのです。
  しかし、タバコははき出させる成分も入っているので、実際にははき出されて
  致死には至らないことが多いです。
  処置としては、しっかりはき出させることです。
  ただし、状態がひどい場合には病院にいって胃の中を洗浄してもらいましょう。

  なお、缶ジュースを灰皿代わりにして、それを間違って飲んでしまうと非常に危険です!
  ニコチンは水に溶けやすく、溶けたニコチンは身体に吸収されやすいからです。
  
まあ、結論としては、自分のためにも、子供のためにも、タバコはやめましょう! と
いうことでしょうね。